リブロの前身

印刷業界内の
ネットワークが
強みです。

有限会社リブロの前身は印刷事業としては斐太中央印刷株式会社であり、書店事業としては住伊書店になります。
住廣造氏が19の歳に高山市安川通りに住伊書店を開いたのは明治32年でありました。書籍、雑誌、教科書及び楽器の取次販売を行い、両替店も併設していました。
住廣造氏は採算を度外視して、飛騨の貴重な歴史叢書の出版を続け、飛騨の歴史を学ぶ人々に多大な恩恵を与えました。
最初の出版は飛騨国七代代官長谷川忠崇が八代将軍・吉宗の命によって飛騨統括を進めるうえで必要な基礎資料まとめたものである「飛州志」を明治42年東京で印刷しました。その他、「飛騨山川」「飛騨遺乗合府」「飛騨国中案内」「飛騨之高山」等を発行していきましたが、印刷を東京の印刷所に依頼しおり、不便を感じ、自分の手で印刷したいとの思いから斐太中央印刷所を設立しました。
住廣造氏の死後も、酒井辰雄氏が引継ぎ、飛騨地区すべての市町村史の印刷し納品しました。また、昭和49年「夢物語」(大原騒動の全容をまとめたもの)を、住廣造氏が残した夢と郷土史家との人間的なつながりで発刊が実現しました。
昭和62年、辰雄氏の後を継いだ尚達氏が社長に就任し、書店としての住伊書店の復興を夢見てテナントビルにブックハウスリブロをオープンしました。その後、有限会社リブロは相次ぐ大型郊外書店の出店により、平成13年店舗をやめて、外販のみで再スタートしました。
斐太中央印刷株式会社は諸事情により平成25年に廃業しましたが、有限会社リブロが印刷事業を引き継いで、創業102年の伝統と実績により、印刷業界内では広くネットワークを築き今日にいたっています。


絵はがき

飛州志

夢物語

市町村史